2012-12-26

高校駅伝から学ぶこと

クリスマスもあけて少しずつ年末年始の休みに入って行く今週
もう街は忘年会も終わり
会社は掃除とかをして終わりに向かうムードの多い中、僕たちは年末年始の山を迎える
今年は元旦からの営業店も多く、全社を挙げて現場応援の準備が整う
僕はじめ役員、部長全員が年始の店頭に立つ 当たり前だがデイトナの伝統であり、上に立つ物が率先し、背中で動かすとでも言うのだろうか?

そんなムードのなか今日は急遽、幹部の研修・・・この時期に研修?と思うかも知れないが
僕たちにとってはいつもの日常だ

先日の全国高校駅伝の準優勝高の兵庫県 西脇工業高校のチームを率いる足立幸永先生とチームの番組があった・・
早速朝からの会議の時間を使ってみんなで見る

テーマは「考える力で強くなれ」

「走ることを頑張るのは当たりまえやけど、走る為に何が必要なのか考えなきゃあかんぞ」との言葉ではじまる番組
生徒一人一人に自ら考えさせることでチームを強くしてきた指導の方法についてのドキュメンタリーだ


一人一人が速く、そして強くなるには自分は今どのような練習が必要なのかそれぞれが考えてメニューを組む
駅伝は走るときに声がかけられない、だから自らが自分自身で判断として戦略を組めなければ・・・

あるときキャプテンの浅川くんが故障からスランプに陥る
「立ち位置に注意して」と日誌のなかで一言かける
「人に言われた物は忘れてしまうが、自ら考えて手に入れたものは一生もの」といい見守る

そういえば現すかいらーく社長の大久保さんも以前の番組で「人は必ず成長するもの それを待てるこちらの我慢が大切」と話していたのを思い出す
足立先生は「どこの学校も10の練習をするのは当たり前 でもそれでは勝てない 負けない為にはスタートの前に0ではなくて1でも2でも作ることが大切」と

2ヶ月を要して立ち上がる浅川くん それをずっと見守る先生 

また出場選手を生徒自らのミーティングで決めるもの西脇の伝統
あるとき頑張っているけど結果の残せない2年生と確実に大会結果を出すけどもタイムではおよばない一年生のいずれかを選ぶことでチームは悩む
苦渋の決断で一年生を選ぶことに
先生はきちんとセオリーとルールにそって選考したことを告げられ承認する
勢いとチャンスに強いこと・・・
まだこのあともあるから腐らずに頑張れとキャプテンが声をかける
先生は見守るといっている 字のごとく見つめて、守りきるということなんだろう
そしてキャプテンはコースの下見とサポートに選考に漏れた2年生を起用し、共に下見をしてどんなことをレース中に考えているのか伝え、共に励ます
こういった背中で下を育成することまさに部下の育成に悩む社会人の多いこんな世情のなかで
高校生がきちんと後進の育成をしながら成果を出すことに心から感動を覚えた


やはりつまずきと悩みが人を成長させる それの無い人は成長できないと思う
考え、行動をかえるきっかけとして、つまずきと悩みが必要なんだ 
だから今つまずいている感じがする、悩んでいる・・もしそんな人がいたらきっと成長するいいチャンスと思って少しだけ考え方を変えてみたらどうだろうか・・

このブログを読んでいただいている中で、今そんな方、またこれから、社員、部下の育成をしようと思っている方
もし必要なら声を掛けてくだされば映像をお貸しします

さあ今年の残りわずか
選手もゴールするまで全力で走りきる 高校生に負けないように最後まで僕も走りきる



西脇工業高校・駅伝の高校駅伝の名門校
http://www.city.nishiwaki.hyogo.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1127390845359&SiteID=0


毎日新聞 西脇工業高校のコメント
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20121225ddlk28050246000c.html

2012年兵庫県大会終了時の選手と監督のコメント