2011-02-04

ゆうきちくんという古い友達

MEG Co.(メグカンパニーといいます)のJAPAN展示会に行ってきました。

そこでゆうきちくんと再会。
彼と初めて出会ったのは20年くらい前でしょうか。
まだ私が古着を扱い、バイヤーとして動き回っていた頃でした。


元気のよさそうな若者は、その時からキラキラ輝いていました。
自分を理解してくれない人へは、必死で集めた商品なんて売れない・・・
というくらい凄い気迫というかプライドを持っていました。

きっとあちこちぶつかりながら進むんだろうなと思っていましたたが、
案の定、かなり四苦八苦したそうです。
が、様々な出来事をクリアーして、年々そのコレクションはパワーアップしていました。


私が彼の本拠地LAに行った時、彼が東京へ来たときは、
必ずご飯食べながら近況報告したりしています。またFAMILYとも仲良くさせていただき、
小さい頃は私の娘と姉妹?というくらいの仲です。

さて今回の2011FWのショーはYUKETENそしてMonitalyの2ブランドです。

YUKETENは、ホースハイド(馬革)の靴作りに賭ける彼の情熱が伝わるようなドレスの数々です。




一方のMonitalyは20代ではなかなか着こなせないような服を着込んで、
年を重ねた経験をベースにしなければ物になりそうにない服の数々。
さすがにヨーロッパやアメリカで評価される服というのは、
こういうポリシーがはっきりしていて見る人が見ると違いがはっきりする事。
それが必要なんだという見本です。



またディテールとこだわりについては追って書き込もうと思っていますが、
実は、彼が雑誌を持ってきたFree & EesyのDAD'S STYLEにいくらか出ています。

この特集DAD'Sは見所の多い、この雑誌の真骨頂です。
編集長の小野里さんも僕と同じ世代です。物好きスタイルの人には凄く共感することの多い雑誌です。
3月号はポータークラシックの吉田さんや編集長自身(小野里さん)も出ている各方面の個性的男ばかりの特集です。この中で、ゆうきちくんは思い出のDATSUNと一緒に写っています。かっこいいです。


物をこだわって作り続けてきた、その歴史があるからできる。
上質のファッションであり、豊なライフスタイルです。
見かけだけ、上っ面だけでない所が惹かれます。
1つ1つの物をこだわりながらコレクションしていき、
またその1つ1つがクリエーターとしての原動力になっています。

あの車ももう10数年乗っているね。
そんなこだわりの強い彼が紹介されて僕も凄くうれしいです。

一緒にがんばってきた人が成功してゆく。
こんな嬉しいことはないと常々思います。