2014-06-24

In This Country (後編)

KEN’S STYLE をご覧の皆様こんにちは。
商品部の渋谷です。
今回も鹿島社長に変わって
IN THIS COUNTRY (後編) をお届け致します。


そもそもなぜブログの題名が IN THIS COUNTRY
それはさかのぼること5日目のパームスプリングスに
社長と柴田部長とリサーチに行った際のこと。


パームスプリングスはLAから車で約2時間半、
カリフォルニア州リバーサイド郡に位置する小さな乾燥地帯の街です。
道中、車からは見渡す限り壮大な荒野の道が広がっています。
この景色を見て社長がついつい思い出したこの曲。


OVER THE TOP
シルヴェスタースタローン主演の名作です。

妻と別れたトラック野郎が
アームレスリングの大会で
息子に生き様をみせたあれです。
その映画に使われていた挿入歌が
この「in this country
F1でも良く流れていますね。

スタローンが大型のトラックを引き、
勇ましくは走っていたシーンと
今まさしく同じような風景が目の前に広がっていました。
車内はこの曲の話しでもちきり。



モダニズムの聖地パームスプリングは
街中にミッドセンチュリー建築が集まっている砂漠のリゾート地。
先日全編でもご紹介したエースホテルもここパームスプリングにもあります。




1969年に建てられたモーテルと隣接していた
デニーズを合体させたようなのですが圧巻の建築、内装、素晴らしい環境です。
周りに荒野の山々が広がり、外に出れば昼は気温50度近くなるこの自然の中に
こんなすばらしい場所があるのかと。海も山もない、荒野とサボテンだけの土地に、これほどまでに「豊かさ」を感じられるような特別な場所となっていました。


せっかくきたのだからということで、施設内の中で昼ご飯をいただくことに。
食事中は社長から人生について丁寧にご指導も頂き、
居心地の良さについつい時間が伸び、約3時間も滞在してしまいました。



その後、街中にある建築物を周りに。
ここはなんといってもミッドセンチュリー建築が散らばるモダニズム建築の聖地。
ホテルや銀行、美術館、教会など、一般住宅ももちろん
1900年代中期に建てられたモダニズム建築の宝庫です。



60年ほど前に建てられた建物とは思えないほど美しく、洗練されている形。
どう考えても当時日本人では考えられないなと嫉妬してしまうほど。
アメリカのデザイン能力、イマジネーション力に改めて関心しました。

パームスプリングス。是非オススメのスポットです。



さて、
話しは戻りますが今回の私の出張の大きな目的は
ユーズドの雑貨、家具の仕入れ。
終盤の5日は業務もラストスパートです。
一日に何軒もアンティークモールをまわります。




おばちゃん、コードが 


夜は遅くまでやっているホームセンターもまわります。
このホームセンターというのもまぁアメリカンの臭いがプンプンしていて
そもそもホームセンター好きの私にとっては大好物の場所です。


見て下さいこれチャコールですよ!ただの固形燃料ですよ!
こんな素敵なパッケージだなんてさすが。


国旗もこんな感じでたくさん売っているんですね。


ちなみに夜はレストランが閉まってしまったときは
スーパーマーケットに良く行っていました。
もっぱら有名ですがホールフーズマーケットへ。
ここではオーガニックの食材を中心に
様々なものが売っています。



見て下さいこれ。蜂蜜の量り売りしているんですが、
容器がくまさんです。女子ウケしそう


こちらは総菜コーナーなんですが、
気になる打ち出しはなんでしょう?
父の日用総菜とビールとレコードの組み合わせ。しゃれてるなー
街のスーパーマーケットにレコード置いてますか?
さすがアメリカのVMDです。




ロングビーチのフリーマーケットでは最後の仕入れ。
ローズボウルより小規模ですが、
アンティーク家具や小物中心に多くのアイテムを
ピックアップできました。


出張最終日前日。
この日はコンテナ出荷日です。
一度倉庫に集めていたこれたアイテム達を
40フィートのコンテナにうまく詰めていきます。
非常にフィジカルな山場の作業です。


40フィート、40フィートってなにかと良く聞きますが
予想以上に本当に大きいですこれが。



仕入れたものを少しご紹介


この日もナオさんにヘルプ要請です。
さすがプロ。すばやく正確に包んでいきます。
早朝7時からのMTGを済ませ、かけつけてくれました。
いつも本当にありがとうございます。


こちらは柴田部長。
社内でも通称ヘラクレス先輩と呼ばれている
その筋肉でどんな重いものでも
片手で持ち上げてしまいます。


詰め込みには頭もフル回転です。
荷物にダメージがないように、
慎重に、無駄なくテトリスのように積んでいきます。

日本への到着は約一ヶ月後の7月下旬を予定しています。
一つ一つ思い入れがあって仕入れた商品が店頭に並んで、
お客様の手に渡るところを想像をすると
なんだかワクワクが止まりません。是非ご期待下さい!





以上、長くなりましたが
今回の渋谷の出張ブログはこちらでお開きとさせて頂きます。

この度はこのような出張という機会を頂き、
社長をはじめ、同行していただいた先輩方、
また留守中ご迷惑をお掛けした本社の方々
本当にありがとうございました。

今回の濃厚な長期出張で
アメリカの様々なカルチャーやデイトナの歴史、
また自分の力の無さを痛感した機会でもありました。
ここで得られた情報や経験を今後の業務に、
自分自身の人生にうまく生かしていきたい思います!

では!





‘cause in this country
Our hearts are open
We are free to fly again
When we see
What will be

Again we believe