11月1日ロードショウの映画
今回の移動中に見ることが出来て久しぶりにいい映画だと思った・・
男同士、人間同士で同じ夢にむかって励まし、尊敬し、周囲にも生きる意味を伝えてゆく
時は1945年 人種差別の中で隔離政策をしていたアメリカ各州(ご存知だと思うがアメリカは各州で法律が違う)
そこにジャッキー・ロビンソンという素晴らしい黒人の野球選手が名門UCLAからモントリオールに呼ばれる
読んだのはオーナーのリッキー会長
「怒りを抑えられることであり、やり返さない勇気を持て・・・2つだけだ 誰からみても紳士であれ 野球選手として打ち、走り点を取れ」という
彼に運転手兼マネージャーであり新聞の番記者としてウェンデル・スミスがつく
そしてクレイホッパー監督率いる、ロイヤルズに入団
リッキー会長は監督として公平に彼を扱うように・・と それから過酷な環境がみんなを待っていた
当時は黒人はニグロリーグでしかプレーが許されず 白人に混じってのプレイはあり得ない
大リーグは白人のスポーツだったのだ
フロリダではポリスに退場させられ、宿泊先のホテルは入れず 街の人々は脅迫状を送る
しかし一方では「才能あるものはチャンスを与えられるべき」と励ます人もでてくる
「大切なことは何を信じるかではなく、何をやるかだ」
そしてドジャースに移籍 チーム名とからも嘆願書がでる 黒人と一緒にプレイしたくないし
シャワーとか浴びたくないと
リッキーは監督を呼ぶ 「お前の力でなんとかしろ」・・と
夜遅くにロッカールームに全員が呼び出される
「おまえら黄色でも黒でもいいから勝つんだ よけいなことを考えてる場合じゃないぞ 来シーズンからもっと才能がある奴らがどんどん入団してくる 自分のプレイとポジションの心配をするんだな」と
しかしこの監督がゴシップで失脚する
やりきれない彼に マネージャーがつらいのは君だけじゃない
なぜ僕がいつも3塁側のベンチでタイプを打っているのか知っているか?
黒人は記者席に入れないんだよ
僕も戦っているんだと
だんだんとチームで粘り強く我慢するジャッキーに協力者がでてくる
最後に優勝をかけた試合で一塁でわざと足をひかれて倒れるジャッキー・・・報復しようというチームメイトに
「俺をたたせろ そして次のバッターをアウトにしろ」と
チームメイト全員が野球の意味をふと冷静に考える
そして最後のバッターボックスで勝負しきれないピッチャーに対して正面から向かってこい・・と
「ショーシャンクの空に」以来 勇気って我慢することもあるし、勇気ある者の心はいつも正義と生きるエネルギーに
満ちていて そのエネルギーが周りを変えてゆくんだと
42番はアメリカ大リーグで全チームの永久欠番
そして4月15日は彼の功績を讃え全選手が42番のユニフォームを着て試合に臨む