先週末は、AME事業部の社員と取引先の常務と一緒に
富士スピードウェイに行って来ました。
私たちの「Mechanix Wear」グローブでいくつかの
チームサポートをしていて、その最終戦があったからです。
昔は、よくサーキットへ行ってバイクや車で
走っていましたが・・・。
今回、サーキットへ行くのは久しぶりです。
さて、我らMechanixのサポートチームですが・・・。
「GT-500」
AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA HSV-010)
LEXUS TEAM LeMans ENEOS(ENEOS SUSTINA SC430)
Nismo(MOTUL AUTECH GT-R)
「GT-300」
AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA Garaiya)
R&D SPORT( R&D SPORT LEGACY B4)
Thunder Asia Racing(サンダーアジア MT900M)
( )は車両名です。
そして、ピットを訪れると、オイルの匂いや各計器を真剣に
見詰めながらセッティングするMechanixチーム。
インカムで、指示をする監督・・・。
ウーン。やっぱり好きだ。
レースは、人生でありビジネスの縮図だと思います。
燃料はお金、タイヤは人。
マシ-ンとドライバーの仕上がりは、もちろんのことだが・・・。
それだけでは勝てないんだな。これが...。
今回のレースも、そんな感じでした。
分からない方のために、簡単に説明しますね。
まず、レースは基本速く走ったチームの勝ちです。
そこで、速い車と腕の良い人をチームは選び契約します。
で、車を仕上げて詰めて行きます。
これを「セッティング」と言います。
で、燃料が少ない方が車が軽く走りやすいため
基本レーシングマシーンは、走れる分しか燃料を入れていません。
また、タイヤは数十種類の硬さなどがあり、柔らかいと食いつくので
速いのですが、磨耗が早いんです。
早い物だと、3周しか持ちません。
また、路面温度や雨の状況で選びます。
で、ドライバーはそれを計算しながらチームと無線で
「もっと、抑えて行け。」
とか、色々作戦を展開するんです。
決してドライバーの腕だけではないんです。
ただ、腕の良いドライバーは強い監督、チームの良い車(資金力)に
乗りたいんです。
だから、腕の良いドライバーは勝つんですがね・・・。
そんな中、我らがサポートする「No.43 ARTA Garaiya(松浦孝亮)」は
堂々3位入賞。
元々が、INDYの日本人ドライバーとして有名だった松浦選手です。
先程の解説にのっとり、当日のレースを解説したいと思います。
TOPを走っていた車は、順調に飛ばして一位をキープしていたんです。
2位以下は、中々追い付けないんです。
でも、これは作戦でタイヤの磨耗を最低限にして
終盤に賭けているんです。
そして、最後3周位でTOPがペースダウン。
これは調子が悪いのではなくて、タイヤが磨耗して滑り出して
タイムが落ちるんです。
そして、2位以下はあっと言う間に追いつき最後は・・・。
人生の縮図と言ったのが、ご理解頂けましたでしょうか?
自分の戦い方で、良いんだと思うんです。
自分の燃料とタイヤと技量で、最後に良いFINISHをしたいものです。
往年の土屋圭一選手やKONDOレーシングの近藤マッチさん。
長渕剛の次男さんとか、豪華な顔触れです。
ARTAの監督はと言うと・・・そう、鈴木亜久里さんです。
ゴッチの知人でもあり
「近い内に、食事でも行きましょう・・・。」
と、少しだけ話す中で
「今日走っているドライバーの中に
多くの私のプログラムの卒業生がいるんです。」
と、モータースポーツも若い世代の車離れとかで苦境の中
ファン獲得のために、頑張っていらっしゃると・・・。
皆さん思うでしょ?
でも、私はそのようには感じていません。
亜久里さんは、単純にレースで車を走らせるのが好きで
自分の感動したことを、多くの後輩に伝えたいだけなんではないか
と私は思います。
だから、色々な人が入門したりサポートしたりするんだと思う。
きっと、熱い人なんだろうと・・・。
食事に行く約束をしたので、お聞きしてみたいと思います。
そして、私は久しぶりに走りたくなりました。
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