2016-11-27

美しい感性と努力

このブログは海外からの帰路の機上で書いている
今回この機内で2本のドキュメンタリーを見た

一つは熊川哲也さん 華麗なる野望・・

『バレエ界のカリスマ熊川哲也 華麗なる野望』

Kバレエカンパニーを率いる熊川がどうしても一度踊りたかったという
ベルリン国立バレエ団のプリマ 中村祥子 
バレエにも生きがいを感じ
生活にも生きがいを・・
両方100%できることが生き甲斐と語る
出産から現役に戻る道のりはとてつもない厳しさだったと
9ヶ月舞台から離れるのを戻すことが、何年分を一から取り戻す怖さだと・・
日本人はもっと感動すべきだと・・熊川





もう一つは奇跡の晩餐というダイニングアウトという40人のお客に向けて
一流シェフが外で二日のみのレストランで腕をふるうというもの

「奇跡の晩餐 ~ダイニングアウト物語 大分・竹田編」

銀座のESQUISSEのリオネルベカというスターシェフが初めて外人シェフとして起用される
場所は荒城の月で有名な大分 竹田
この地の歴史 産物 人を自分流に創作してゆく
まさに地の利、時の利、人の利を使っていくさまは鳥肌が立つ
その料理一つ一つに物語があり、人を酔わす
終わった後に地元に俺たちもやれるという自信とエネルギーが宿る
ベガ自身も「お客様が喜んでくれることも最高に嬉しいが、このことも
それと同じくらい重要で、嬉しい」と
「この経験は僕の人生にとって最も価値の高い日だった」とも



美しい芸術、クリエイションの感動は人を動かしていく力を持つということだ
僕もこの感覚を大切に今までやってきた
美しさは力だ