2015-03-09

社員総会とローカリズム

金曜日に全社員が集まっての社員総会が行われた


年に一度全社員が集まることのできる唯一の機会だ(とはいってもテナントや営業の関係で全員とはならないのが悩み)

創業来社員とのコミュニケーションであり会社の方針を伝えることの努力はしてきたつもりだ

情報はインターネットのお陰で素早く伝わるような感じがするが
僕は少し疑問がある

世界の首脳さえも、お互いに顔を合わせての交渉にはすごい力があると思っている
そうお互いの顔を見ながら、声を通しての・・いわばその場所に立ち上がってくる空気・・

それがお互いが信じ合える、エンパワーメントされた空気になっているか
とても大切にしてきた
それが強いていえば文化を創っていく物だと思う


今年は新入社員、登用試験合格者の入社式も同日に開催


25名+12名と総勢37名の社員が誕生
新たな社員も交えて今年度のそして中期の計画を発表し、そこでの大切にしなければいけない点の共有


予算だけなら必要ない・・

どのようにして予算を達成していくのか それはなぜか 会社のビジョンとミッションときちんと筋が通っていなければ
社員の納得は得ることができない

なぜなら僕も含めてビジョンは会社の存在意義そのものだと言い切って経営に当たっているから
数字や利益は目標値でしかなく 目的を達成する為に仕事そのものがあると心の底から思っている
そして利益は目的を遂行していく為に必要で大切なものだと認識している


僕達のビジョンにそっていくと仕入れ原価は上げていく、人件費も上げていく そのうえで収益をさらにでるようにしていくということになる

普通は収益を出すには原価を下げて、経費を下げるのがセオリー

でも時代は違うとおもう 仕入れ先、社員、もちろんお客様、そして会社皆が幸せにならなければデイトナの存在意義がなくなるということ
では仕入れ先にも儲けてもらい、社員にも儲けてもらう仕組みをみんな考えていこう・・ということ


そして大量生産で最後に在庫調整していくビジネスモデルは陳腐してきたと
そこで最近ローカリズムということに嫉妬していると
このローカリズムについては詳しくはまた書く機会を持ちたいと思う
簡単にいえば地元に、お客様に仲間に密着して共につながり稼ぎだしていくというクリエイティブさ・・

貧しさはクリエイティブの宝庫だとUAの栗野さんの講演でお聴きしたことがある
僕達が規模が大きくなる中で失いがちになりそうな物

一瞬は知名度と資金力が業績を規模と共に押し上げてゆく
でもそれは同質化と収益力の低下を招くと思うんだ

もっと一つ一つの商品、仕入れ先、社員、そしてお客様を大切にしていかなければ
生産者からお客様までを繋げていく・・これがやりたかったんだ

最近昔のお客様のお子さんがきてくれるようになった
なんて嬉しいことなんだろう
気づくと新入社員は僕の子供と同い年だ


誠実に時代を乗り越えていつまでも皆さんの笑顔があふれる会社であって欲しい


そして2部は年間報償だそれぞれが頑張ってきたことをしっかり褒めて認めてあげたい



毎年恒例の涙の授賞式

今年の色々な分野での受賞があった
グランプリと、販売コンテスト優勝者には賞金と共にアメリカ旅行が手渡される






その中で幹部男子社員が作ってくれたFSケーキ・・見事だ




社員の結婚式や今回の総会のように社員が集まる機会にいつも感じること

いい人が集まった会社だと

この素直さであったり、ひたむきさ・・
この仲間である社員の頑張りを応援すること、そして可能性を引き出していくことが僕のミッションだと強く感じた一日だった



そして今僕は週末を使い関西のとあるローカルSHOPを訪れてみようと新幹線でこの原稿を書いている

どうしてかって?もちろんその場の空気が全てだと思うから HPではわからない物を探しにさ・・